OchaDiversityがミスコンに関してよく聞かれることについてお答えします！

Q1. 

そもそもなぜOchaDiversityはミスコンに反対していますか？

反対する理由は色々ありますが、簡潔に大きく2つの理由を述べます。
1つ目に、（日本社会に）存在する、女性は「見られる」存在だというジェンダー非対称性を、ミスコンは無視しているからです。たとえば、ニュース番組を見ているときに、男性アナウンサーは報道のスキルや経験が重視されて、ある程度の年齢の方が選ばれているのに対し（例外はあります）、女性アナウンサーは「若くて」「容姿のよい」女性が選ばれることが多いなど、社会にはジェンダー非対称性が存在しています。
2つ目に、ミスコンは女性の容姿や内面に順位をつけることで、「求められる容姿」「求められる女性像」を画一化しているからです。私たちは「美」の価値観や女性のあり方の画一化に反対し、多様な「美」と女性のあり方を創ることを目指しています。
参考文献（和歌山大学の西村先生）

Q2.
OchaDiversityはお茶の水女子大学のミスコン（水コン）以外のミスコンにも反対していますか？
はい。OchaDiversityはすべてのミスコンに反対しており、その文脈でお茶の水女子大学のミスコン（通称：水コン）に反対しています。

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Q3. 

お茶の水女子大学以外にもミスコン反対運動は行われていますか？

近年、早稲田大学、慶應大学、東京大学、上智大学、北海道大学など多くの大学でミスコンの是非が問われ、法政大学ではミスコンが廃止されています。京都大学や国際基督教大学ではミスコンが開催されようとした際に反対運動が起こり、結局取りやめになった過去があります。

Q4. 

なぜ大学当局ではなく、水コンの実行委員会と話し合いをしているですか？

大学当局に抗議することもできますが、私たちはお茶大生が「よくわからないけど、今年から水コンは中止みたい」と何が起こったのかわからずに水コンが廃止されるよりも、学内での議論を深めて水コンの問題意識を醸成していく方が効果的だと考えたからです。

Q5.
「ミスコンの廃止」というが、何をもってミスコンの廃止と考えているのか。

​お茶の水大学のミスコン（通称：水コン）については、水コン実行委員の方々が、私たちが提出した要望書の内容に応えることをもって「ミスコン（水コン）の廃止」であると現段階では考えております。例えば、適切な評価を行うことができる審査員に審査を限定し（たとえば、英語のスピーチコンテストならばそれを評価するのに適切な審査員を選ぶ）、審査基準を明確なものにするなどです。しかし、最も重要なことはコンテスト自体をどうにかすることではなく、ミスコンが女性差別的な意味合いを持ち、人を明確な基準なく容姿でランク付けする場を提供し続けていることと向き合うことだと私たちは考えています。参考：記事内の西倉先生のコメント